我が家の子供達は魚があまり好きではありません。
私は、子供が喜ぶ魚の簡単なレシピを見つけたいと思い、煮魚やムニエル、ホイル焼き、フライ、唐揚げ等いろいろなレシピを試してきました。
我が家では、ムニエルやホイル焼きもそこそこ気に入ってもらえているようですが、特に唐揚げやフライが子供にとても喜んでもらえます。
今回は我が家の子供が喜ぶ魚の簡単なレシピを紹介したいと思います。
多くの子供達が喜ぶカレー味の魚の唐揚げ簡単レシピ
多くの子供が大好きな唐揚げを魚で作ります。
魚の唐揚げはじっくり揚げれば小骨は気になりません。
最近は秋刀魚(サンマ)や鯵(アジ)、鰯(イワシ)がフィレ(三枚におろして骨を取り除いた2枚のうちのどちらかを意味する)で売られていることが多いので、こちらを使うと便利で簡単です。
今回はサンマのフィレで作ってみました。
材料と作り方
- サンマのフィレ 2匹分
- 酒 大さじ1/2
- しょう油 小さじ1
- しょうが汁 小さじ1
- 全粒粉(又は小麦粉) 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- カレー粉(今回はS&Bカレー粉を使用) 大さじ1/2(好みで調節)
- 揚げ油(菜種油がおすすめ) 適量
作り方
①サンマのフィレは食べやすい大きさに切ります。(キッチンバサミを使うと切りやすいです。)
②①に酒、しょう油、しょうが汁をからめて10分ほど冷蔵庫に置きます。(今回使用したサンマのフィレには塩が付いていたためしょう油を少なめにしていますが、塩が付いていない場合は大さじ1/2にします。)
③キッチン用ポリ袋に全粒粉、片栗粉、カレー粉を入れて混ぜます。そこへ②の下味をつけたサンマのフィレを汁気を軽く切ってから入れて粉をまぶします。写真のように袋を膨らませて袋の口を持ってシャカシャカと振ると粉を混ぜたり、粉をまぶしたりしやすいです。
④③の余分な粉をたたいて落とし、150度に熱した油で色よく揚げます。油から引き上げる際に食材の一部を5秒ほど揚げ油に付けておくと、表面張力で油切れが良くなります。
低めの温度で揚げてもカラッと揚がり、魚の小骨も気にせず食べられます。
小骨が嫌いな我が家の娘も喜んで食べてくれます。
魚の揚げ物は初めは150~160度位の低温で中の骨までじっくり熱を通して、最後に170度位の高温でカラッと仕上げると良いと言われていますが、私はなるべく油を酸化させたくないので低温で揚げることを心がけています。
油だけではありませんが、温度が上がると酸化が速くなると聞いたことがある方は多いと思います。
私は、高校の家庭科の授業で酸化した油は栄養価が落ちるだけでなく体にも良くないと教わりました。
子供にはなるべく体に良いものを食べさせたいと考えているので揚げ物は150度位の低温で揚げます。
私の材料へのこだわり
私は、小麦粉の代わりに全粒粉を使います。
なぜかというと、全粒粉は小麦粉の表皮、胚芽、胚乳を挽いて粉にしたもので、小麦粉が胚乳と呼ばれる白い部分のみでできているのと比べると、全粒粉のほうが食物繊維やいろいろな栄養素が豊富に含まれているからです。
特に子供達には食物繊維やいろいろな栄養素が豊富に含まれた全粒粉を食べさせたいと思います。
また、揚げ油は圧搾方といって専用の機械で潰して油を抽出する化学処理を施さない製法で作られた菜種油を使うようにしています。
菜種油は酸化しにくい油でもあるので揚げ物には菜種油が合っていると思います。
我が家の子供が喜ぶ魚の簡単レシピはフライのタルタルソース添え
フライのサクサクとした食感は大人も子供も好きなのではないでしょうか?
このまま中濃ソースでいただいても美味しいのですが、子供が好きなタルタルソースをかけるとさらに喜んでもらえると思います。
ただし、子供は我が家の娘のように小骨が苦手で魚が嫌いな場合も多いので、フライにするなら鯵(アジ)や鰯(イワシ)や公魚(ワカサギ)よりも鱈(タラ)や鮭(サケ)のような大きな魚の切り身のほうが食べやすいかと思います。
幼児期の子供には刺身用の柵を使えば、骨や皮が無く、臭みを取る下処理もいらないので簡単です。
お刺身用の鮪(マグロ)や鯛(タイ)のフライも美味しいです。
今回は真鱈(マダラ)の切り身で作ってみました。
材料と作り方
真鱈(マダラ)のフライ
- 真ダラの切り身 2切れ
- 塩 小さじ1/2
- コショウ 少々
- 全粒粉(小麦粉でも) 大さじ1
- 卵 1個
- パン粉 1/2カップ
- 揚げ油 適量
- 付け合わせ:キャベツ千切り等好みで
作り方
①真ダラの切り身は水で洗ってキッチンペーパーで水分を拭き取ります。次に塩をふって10分くらい冷蔵庫に置いた後、出てきた水分を再びキッチンペーパーで拭き取ります。こうすることで真鱈の臭みが取れます。
②①の真タラにコショウをふり、全粒粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、手で軽く押さえて衣を落ち着かせます。
③150度の油に入れて浮き上がったら時々返してこんがりと色づくまで揚げます。
タルタルソース
- ゆで卵 2個
- らっきょう漬け(又は玉ねぎ1/8個) 2個
- マヨネーズ 大さじ5
- S&Bパセリ(又は生のパセリのみじん切り) 少々
作り方
①ゆで卵はホークの裏で細かくつぶします。
②らっきょう漬けはみじん切りにします。(玉ねぎの場合はみじん切りにして水にさらし水気を切ります。)
③材料を全部合わせます。
私は、固めのタルタルソースが好きなのですが、ゆるめのタルタルソースが好みの方は最後にマヨネーズを少しずつ加えながら好みの固さに仕上げてください。
レモン汁を少し加えてゆるくしてもいいかと思います。
このタルタルソースはサラダや、茹でたブロッコリーにかけても美味しいです。
私の材料へのこだわり
初めて全粒粉を使ってフライを作った時は味が変化して食べにくくなるのではないかと心配しましたが特に変わりなく美味しく食べられました。
家族も味の変化に気が付かなかった様子でした。
最近は全粒粉パン粉も販売されているようなのでそちらも試してみたいと思います。
私は、揚げ油に菜種油だけでなくオリーブ油を使うこともあります。
なぜならオリーブオイルも酸化しにくい油だからです。
フライにはオリーブオイルは合わないと思っていましたがママ友に聞いて試したら美味しかったのでそれ以来、時々オリーブオイルでフライを作ります。
オリーブ油は高価ですが、てんぷら鍋のそこからの1㎝の少なめの油で揚げ焼きにすると油があまり無駄になりません。
まとめ
子供が喜ぶ魚の簡単レシピを2品紹介させていただきました。
同じ魚でも調理法によって食べたり食べなかったりですが、フライや唐揚げは必ず食べてくれます。
また、鱈(タラ)のような臭いがきつい魚は下処理をしないと魚嫌いの原因の一つになるかもしれないので注意した方が良いでしょう。
幼児期の子供には刺身用の柵を使えば骨や皮が無いので、骨取り皮取りや臭み消しなどの下処理の必要がなくより簡単に調理できます。
是非、子供が喜ぶ魚の簡単レシピを試してみてください。
お読みいただきありがとうございました。