大豆は昔から「畑のお肉」と言われるほど、栄養豊富です。
お肉があまり好きではない私は、積極的に豆腐など大豆製品を摂りたいと思い、自分で大豆ミートを作っては、どの様な料理に合うのか、調理を繰り返して試食を楽しんでいます。
今回は、豆腐や大豆ドライパック缶を使った大豆ミートの作り方と私がお勧めする自家製大豆ミート料理の作り方を紹介したいと思います。
豆腐や大豆ドライパック缶を使った大豆ミートの作り方
私は、ほぼ毎日豆腐や納豆を食べていました。
大豆ミートの存在を知ってからは、家族にはお肉を使って、自分には大豆ミートを使って家族みんなと同じ献立で調理することが増えました。
大豆ミートは豆腐や大豆ドライパック缶に比べるとちょっと高価なのでなるべく手作りしたいと考えています。
豆腐を使った大豆ミートの作り方
豆腐は、木綿でも絹でも作れますが、私は絹が好きなので絹を使うことが多いです。
作り方は豆腐をパックごと冷凍します。
カチカチに凍ったらパックごと湯煎し解凍して、調理に合わせた大きさに切ります。
例えば、唐揚げなら8等分に切ったり、そぼろの様にするなら手で細かく崩します。
最後に水分を抜くだけですが、8等分なら1切ずつ手で絞って水分を抜きます。
そぼろ状にした場合はキッチンペーパーやガーゼなどにくるんで絞ります。
これででき上がりです。
以前は豆腐を8等分に切ってから、お皿やバットに並べて凍らせていましたがパックごと凍らせたほうがきめ細かく出来上がる感じがします。
小さく切ってバットに並べると、凍るのは速いのですが、高野豆腐に近い食感になります。
大豆ドライパック缶を使った大豆ミートの作り方
大豆ドライパック缶を2缶分(240g)・片栗粉大さじ3・全粒粉(又は小麦粉)大さじ2を全部フードプロセッサーに入れて回します。
フードプロセッサーがない場合は、すり鉢やマッシャーやホークでつぶしたり、ジップロックや食品用ポリ袋に入れて麺棒などでたたいてもいいと思います。
私はこれをひき肉の様に使うので、ジップロックやポリ袋に入れて、炒めた玉ねぎ(中)3個分とコショウを加えて手で良くもんで混ぜます。
玉ねぎは多いほうが美味しく作れますが、よく炒めないと軟らかくなり過ぎてしまうので水っぽさがなくなるまでしっかり炒めたほうが良いです。
ハンバーグなら4個、肉団子なら24個作れます。
私は、玉ねぎを6個~多いときは10個、フードプロセッサーにかけて、塩少々を加えて炒めます。
弱火で時々かき混ぜながら炒めている間は他の家事をしています。
炒めた玉ねぎを沢山作り置きしておくととても便利です。
豆腐や大豆ドライパック缶で作った自家製大豆ミート料理の作り方おすすめ5品
私は、豆腐で作った大豆ミートはそぼろ状にして使ったり、適当な大きさに切って炒め物に使うことが多いです。
そぼろ状にした大豆ミートに小麦粉や卵を混ぜて肉団子も作ってみましたが、大豆ドライパック缶を使ったほうが美味しかったです。
大豆ドライパック缶で作った大豆ミートはハンバーグや肉団子の様にこねて作る料理によく使います。
豆腐で作った自家製大豆ミート料理お勧め3品
豆腐で作った自家製大豆ミート料理は娘がよく食べてくれます。
しかし、主人や息子達はあまり好きではないようです。
春巻き
【材料 4個分】
- 春巻きの皮4枚
- 豆腐の大豆ミート 小パック1(パックごと凍らせて解凍したもの・絹か木綿好みで)
- ショウガみじん切り 少々
- キャベツ 70g
- ゆでたけのこ 30g
- 生しいたけ 1枚
- もやし 1/4袋
- 人参 1/4本
- 塩 コショウ 少々
- オイスターソース大さじ1
- サラダ油 大さじ1
- 水溶き片栗粉 (片栗粉小さじ2 水大さじ1)
- ゴマ油 小麦粉 各少々
- 揚げ油 適量
作り方
①豆腐の大豆ミートは太めの千切りにし、キッチンペーパーに包んで絞り水分を抜きます。
②キャベツ、ゆでたけのこ、生しいたけ、人参は太めの千切りにします。
③フライパンを熱して油をなじませ、ショウガを炒め香りが出たら豆腐大豆ミートを炒めます。軽く焦げ目がついたら野菜を加えて炒め、塩・コショウ・オイスターソースで調味しいったん火を止めてから水溶き片栗粉を加えます。よく混ぜながら再び火をつけとろみがついたらごま油を加えてバットや皿に広げて冷まします。
④春巻きの皮に③の具を適量ずつのせて細長く包み、巻き終わりを小麦粉の水溶きで付けて、150~160度の油で揚げます。
オイスターソースが嫌いな方は、塩・コショウ・酒・しょう油で調味しても美味しいです。
私は春巻きの具に長ネギの千切りを加えて炒めたものも好きです。
マーボー豆腐
【材料 2人分】
- 豆腐の大豆ミート 小パック1(パックごと凍らせて解凍したもの・絹か木綿好みで)
- 豆腐 小パック2(木綿か絹、好みで)
- 長ネギ 1/4本
- ニンニク 1/2かけ
- ショウガ 1/2かけ
- 豆板醬 小さじ1
- サラダ油 大さじ1/2
- ごま油 小さじ1
(合わせ調味料)
- 塩 少々
- 甜麵醬 大さじ1
- しょう油 小さじ2
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 水1/2カップ
(水溶き片栗粉)
- 片栗粉 小さじ2
- 水 大さじ1
作り方
①豆腐の大豆ミートは手で崩してそぼろ状にし、キッチンペーパーに包んで絞り水分を抜きます。
②豆腐は1.5センチ角のさいの目に切ります。
③長ネギ、ニンニク、ショウガはみじん切りにします。
④合わせ調味料、水溶き片栗粉をそれぞれ用意しておきます。
⑤フライパンに油を熱し、長ネギ、ニンニク、ショウガのみじん切りを炒めます。香りが出たら豆腐の大豆ミートを加えて炒め豆板醬を加え、さらに炒めます。
⑥合わせ調味料を入れて煮立てたら豆腐を加えて豆腐が熱くなるまで約数分間煮ます。
⑦最後に水溶き片栗粉でとろみをつけます。
私は最近、豆腐を入れる前に水とき片栗粉でとろみをつけて、そこへ茹でた豆腐を網ですくって湯切りしてフライパンに入れる作り方をしています。
こうすると豆腐の形が崩れにくいですし、思ったよりも味はしっかりなじみます。
ヤンニョムチキン風
【材料 16個分】
- 豆腐の大豆ミート 2丁(パックごと凍らせて解凍したもの・絹か木綿好みで)
- 片栗粉 約大さじ4
- 揚げ油 適量
(下味)
- しょう油 大さじ4
- 酒 大さじ3
- しょうが汁 小さじ2
- すりおろしニンニク 小さじ2
(ヤンニョム風ソース)
- コチュジャン 大さじ2
- ケチャップ 大さじ1
- しょう油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- ハチミツ 大さじ1(無ければ砂糖を大さじ2にする)
- ごま油 小さじ2
- 白ごま 適量
作り方
①豆腐の大豆ミートは2丁をそれぞれ8等分にきり、手で握って水分を抜きます。
②下味の調味料としょうが汁、すりおろしニンニクを合わせて①を絡め、時々ひっくり返して15分くらいつけておきます。
③汁気を軽く絞り、片栗粉をまぶして冷蔵庫で1時間以上置きます。
④150~160℃の油で揚げます。
⑤ヤンニョム風ソースの材料を全部混ぜて④に絡めます。
大豆ドライパック缶で作った自家製大豆ミート料理お勧め2品
大豆ドライパック缶で作った大豆ミートは、ひき肉をこねる料理と同じ様に使います。
私は、豆腐の大豆ミートで作ったハンバーグや肉団子よりも美味しいと思います。
ハンバーグ
肉団子のトマト煮
【材料 2人分】
- 油で揚げた大豆ミートの肉団子12個
- カットトマト 1パック(240g)
- 玉ねぎ 1個
- 人参 1/3本
- 固形コンソメスープ 1個
- 水 1カップ
- 砂糖 大さじ1
- ローリエ 1枚
- 塩、コショウ
- オリーブ油
- パセリ 適宜
作り方
①玉ねぎ、人参は1.5センチ角に切ってフードプロセッサーにかけるか、みじん切りにします。
②カットトマトはフードプロセッサーにかけるか、ホークで粗くつぶしておきます。
③フライパンにオリーブ油を熱し①を炒めて、玉ねぎが色づいてきたら②と材料の❶~❹を加えて弱火で20分煮ます。トマトの酸味が気になれば砂糖をもう少し加えてください。
④③に肉団子を入れて弱火でさらに10位分煮ます。この時強くかき混ぜると肉団子が崩れるので注意が必要です。
⑤トマトスープがぽてっとして煮詰まったら塩コショウで味を調えます。
好みでみじん切りのパセリをかけます。
ニンニクが好きな方ははじめにつぶしたニンニクをオリーブ油で炒めて油にニンニクの香りを移してから玉ねぎ、人参を炒めます。
肉団子はそのまま食べてもパスタと合わせても美味しいです。
まとめ
大豆ミートの作り方はいろいろ有りますが、今回は豆腐と大豆ドライパック缶を使った大豆ミートの作り方と自家製大豆ミート料理を紹介させていただきました。
豆腐も大豆ドライパック缶もそのままで十分美味しいのですが、お肉が苦手な私は自家製大豆ミートを使うことでいろいろな料理を楽しむことができています。
お肉が苦手な方もお肉が好きな方も是非、試しに作ってみてください。
お読みいただきありがとうございました。