子育て

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!

赤ちゃんへのベビーサインの教えは?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!

ベビーサインは、簡単な手話やジェスチャーを使ってまだ言葉が話せない赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法です。

私がベビーサインをためしてみようと思った理由は、出産予定日よりも6週間早く生まれ、発育がゆっくりな双子の息子と少しでも早くコミュニケーションを取りたいという思いがあったからです。

ベビーサインの教え方は自己流で問題なくできるのか少し不安でしたが、赤ちゃんが得意げにベビーサインを見せてくれたり、ちょっとしたコミュニケーションが取れた時には感動しました。

今回は私流の赤ちゃんへのベビーサインの教え方を紹介したいと思います。

私流赤ちゃんのタイプ別ベビーサインの教え方

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!

我が家の場合は、双子の息子はベビーサインに興味を示して、私が教えるベビーサインの真似をたくさんしてくれました。

しかし、末っ子の娘の場合は、あまり真似をしてくれなかったので、双子の息子とは別の教え方を試しました。

ベビーサインに興味を示す場合の教え方

私のベビーサインの教え方は特に難しくありません。

普段、私たち大人は赤ちゃんの目を見てゆっくり語りかけますが、ここに簡単な手話やジェスチャーを加えるだけです。

注意

私が紹介しているベビーサインは現在よく使われているベビーサインと違うものがあります。同じ言葉でも何種類かのベビーサインがあります。

まず自分がベビーサインを覚える

私が初めに覚えたベビーサインは、毎日何度も使う言葉です。

それは、「おいしい」「食べる」「飲む」「もっと」の4つです。

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「おいしい」開いた手で自分の頬を軽くたたく
赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「飲む・哺乳瓶」立てた親指を口元にあてる
赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「もっと」人差し指で反対の掌をつつく

次に、「どこ?」、「ちょうだい」、「おしまい」、「抱っこ」やよく見かける「犬」、「ネコ」を覚えました。

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「どこ?」人差し指を立てて左右に振ります
赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「ちょうだい」両手を打ち合わせます
「ちょうだい」両手を打ち合わせます
「犬」ハアハアと息をして犬のように舌を出します

靴を履かせたり帽子をかぶせるようになると、「靴」「帽子」を覚えました。

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「くつ」握った両手を軽くとんとん合わせる
赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!
「ぼうし」開いた手で自分の頭を軽くたたく

次に自分が覚えたベビーサインを赤ちゃんに見せる

初めて子供に見せたベビーサインは「おいしい」です。

お座りをして離乳食が食べられるようになった頃、離乳食を一口子供の口に入れてあげてから「おいしいね」と言って開いた手で自分のほほを軽くたたいて「おいしい」のベビーサインを見せます。

これを毎日食事の時に何回か繰り返します。

お水(湯冷まし)やミルクを飲ませるときは、「お水を飲もうね」、「ミルクを飲もうね」と言いながら、立てた親指を自分の口元に近づけて「飲む」のベビーサインを見せてから哺乳瓶やトレーニングマグカップを持たせます。

「おいしい」のベビーサインは思っていたよりもすぐに真似をしてくれるようになったので、次は食事の前に「マンマ食べようね」と言ってつぼめた手を自分の口元に近づけて食べる真似をして「食べる」のベビーサインを見せたり、食べ終わった時や、飲み終わった時に「もっと食べたい?」「もっと飲む?」と言いながら開いた手のひらをもう片方の人差し指でツンツンして「もっと」のベビーサインを見せました。

絵本の読み聞かせの時は、「犬」が登場するとハアハアと息をして舌を出し「犬」のベビーサインを見せたり、「ネコ」が登場すると、開いた両手の指を自分の頬にあててネコの髭のようにして「ネコ」のベビーサインを見せました。

しばらくの間、毎日同じ絵本を読んで、毎日同じベビーサインを見せてあげました。

おもちゃで遊ぶときは、「おもちゃはどこにあるかな?」「どこかな?」と言いながら人差し指を立てた手を左右に振って「どこ?」のベビーサインを見せてからおもちゃを出してあげました。

この様にして、教えようとするのではなく普段の生活の中で繰り返し赤ちゃんへの目を見て、ゆっくり語りかけながらベビーサインを見せてあげることが大切です。

ベビーサインに興味を示さない場合の教え方

末っ子の娘はベビーサインにあまり興味を示しませんでした。

娘は幼少期はもの静かな性格でしたので自分の意思をあまり伝えようとしなかったのかもしれません。

娘も私もお互いに苦にならない程度に、時々普段の生活の中でなるべく自然な感じにベビーサインを見せてあげていました。

すると、「おいしい」や「ちょうだい」のベビーサインは見せてもらえたのでそれだけでも育児が楽しく思えました。

娘は手遊び歌を見せると真似をしてくれて、1歳頃からは一緒に『グーチョキパー』や『げんこつ山のタヌキさん』をしました。

手遊び歌の中にもベビーサインと同じような身振り手振りがあるので、手遊び歌で楽しく遊びながらベビーサインを教えてあげることもできます。

その成果なのかどうかは分かりませんが娘は幼稚園に通うようになると、体操の先生から「(娘は)話をしっかり聞いて理解できるので、体操の時間によくお手本になってもらっています」とおっしゃっていただき、とても嬉しかったです。

私流ベビーサインの教え方が成功!赤ちゃんが見せたベビーサイン3例

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!

ベビーサインの真似をしてくれる姿も微笑ましいのですが、不意に見せられると可愛くて愛おしさがより一層増します。

「犬」

1歳1ヶ月頃、まだ歩けなかった双子の息子といつものように長男は1人用のベビーカーに乗せ、体重の軽かった次男をおんぶして公園に散歩に行きました。

ふと背中の次男の顔を見ると「あっかんベー」の様に舌を勢い良く出していたのです。

「これは犬のベビーサインだ!」

と思い、次男の視線の先を見ると20メートル位先にネコが歩いていたのです。

「あーあれはネコだね。犬に似ているね。よく気が付いたね、教えてくれてありがとう。」

といった具合に、口下手な私でも普段よりもたくさん子供に話しかけることができました。

「抱っこ」

1歳6ヶ月頃、やっと2人とも歩けるようになりました。

公園の砂場で遊んでいたときのことです。

急に2人して立ち上がり両手を広げたかと思ったら、私に向かって「だあだっ」と言っています。

これは「抱っこ」のベビーサインです。

息子達はまだ「抱っこ」と言えませんが意味は分かります。

抱っこをせがむ姿もまたとても可愛くて育児疲れが飛んでいってしまいました。

「どこ?」

1歳10ヶ月頃、次男はまだたくさんは歩けなかったのでおんぶをして、長男とは手をつないで歩いていると、通りかかった家の雑草の生えた門の内側にネコが見えました。

「ネコがいるね」と話しかけると、長男が人差し指を立てた右手を左右に振っています。
「この子「どこ?」のベビーサインをしている‼」と思い、「そこだよ」と言ってネコのほうを指差して教えてあげました。

この様な些細なやり取りですが子供達が大きくなった今でも、その時の表情やしぐさが可愛くて昨日のことのように思い出されます。

まとめ

赤ちゃんへのベビーサインの教え方は?私の教え方と我が子が見せたベビーサインを紹介!

ベビーサインに興味を持ってくださった方は、私の教え方を是非ためしていただきたいと思います。

まずはお母さんやお父さん、おうちの方が負担にならない程度にベビーサインを覚えます。

そして生活のシーンに合わせて、赤ちゃんの目を見てゆっくりと語りかけながら繰り返しベビーサインを見せてあげてみてください。

赤ちゃんが興味を示さない場合は手遊び歌で教えることもできます。

赤ちゃんは言葉を話せるようになるとベビーサインを忘れてしまうので、正確なベビーサインではなく、オリジナルのサインを使ったり、ご家庭ごとの自由な教え方でも良いと思います。

私は、まだ言葉が話せない我が子と少しだけでもコミュニケーションをとることができて育児がより楽しくなりました。

ベビーサインは赤ちゃんがが言葉を覚えるまでの限られた時期にしか使いませんが、ベビーサインによってその限られた時間を素敵な思い出で彩ることができ、幸せに思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。