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活性酸素を減らす食べ物は?

活性酸素を減らす食べ物は?

活性酸素は細胞伝達物質や免疫機能として働くので、ある程度は体に必要です。

しかし、過剰になると元々私たちの体に備わっている抗酸化防御機構を上回り細胞が傷つけられてしまいます。

これを酸化ストレスといいます。

酸化は老化の原因の1つですね。

酸化ストレスを防止するためには、バランスの取れた食事はもちろん、適度な運動習慣や十分な睡眠、ストレスの軽減などにより、抗酸化防御機構を良好に保つことが重要と言われています。

今回は老化を少しでも遅らせたい方のために今日からでも摂取できる活性酸素を減らす食べ物をまとめてみましたので、ご参考いただければ幸いです。

注意:どんな食べ物も摂りすぎは身体の害になる恐れが有りますので気をつけてくださいね。また、体質・病状によっては摂取できない飲食物もあります。

参考文献:厚生労働省 e-ヘルスネット 活性酸素と酸化ストレス

活性酸素を減らすイミダペプチドを含む食べ物は?

活性酸素を減らす食べ物は?

活性酸素を減らすと言えば、ビタミンCやビタミンEなどを含む、フルーツや野菜を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

フルーツや野菜だけでなく、お肉やお魚にも活性酸素を減らす成分が含まれていますよ。

それは、イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)です。

イミダペプチドでよく知られているのは、カルノシンとアンセリンの2つで、渡り鳥や回遊魚(マグロやカツオ)の骨格筋の中に多く含まれているそうですよ。

また、イミダペプチドは抗疲労物質として有望と考えられていますが、渡り鳥やマグロ・カツオのように長時間休むことなく連続した運動を必要とする生き物の骨格筋に含まれているのは納得です。

ヒトがイミダペプチドを経口で摂取した場合、骨格筋に移行するという報告があるそうですよ。

抗酸化と抗疲労が期待できるなんて魅力的ですね。

参考文献:大阪市立大学大学院 医学研究科 疲労医学講座 イミダペプチド成分について

豚肉・牛肉・ウナギ

豚肉・牛肉・ウナギにはカルノシン(イミダペプチドの1つ)が多く含まれます。

イミダペプチドは活性酸素の生成を抑制してくれますよ。

特に豚ロース、豚もも・牛ももに多いです。

鶏肉・マグロ・カツオ

もう一つのよく知られるイミダペプチドはアンセリンで鶏肉やマグロ・カツオに特に多く含まれるそうです。

特に鶏むね・鶏もも、カツオやマグロの尾の部分の筋肉に多いです。

イミダペプチド以外の活性酸素を減らす食べ物は?

活性酸素を減らす食べ物は?

先ほどご覧いただいたようにイミダペプチドは活性酸素の生成を抑制しますが、抗酸化ビタミンや抗酸化ミネラルは活性酸素による身体の酸化をある程度抑えてくれます。

参考文献:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

抗酸化ビタミン(E.C.A)を含む食べ物

抗酸化ビタミンは活性酸素による酸化をある程度抑制します。

抗酸化ビタミンはいろいろな食べ物に含まれますよ。

ビタミンEを多く含むピーナッツやアーモンドなどのナッツ類、味噌や豆腐などの大豆製品、サンマ・イワシ・サバ・アジなどの青魚、菜種油や米ぬか油などの植物油。

ビタミンCは緑黄色野菜や果物に多く含まれますね。

ベータカロテン(ビタミンA)はしそや人参・パセリ、茹でたホウレンソウや春菊、抹茶粉末、海苔など。

抗酸化ミネラルを含む飲み物

ルイボスティーや青汁には抗酸化ミネラルだけでなく、上記の抗酸化ビタミンも含みますよ。

体質によっては飲んではいけない場合があるので、医師に確認するなど注意してくださいね。

まとめ

活性酸素を減らす食べ物は?

活性酸素を減らす食べ物をまとめてみました。

酸化ストレスは紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤ならびに酸化された物質の摂取などでも引き起こされます。

薬剤よって酸化ストレスが生じるのですから、なるべく無添加、無農薬の食べ物を摂取したいです。

しかし、活性酸素を減らすとは言え、何でも摂りすぎは害になる恐れがあるので注意が必要です。

アンチエイジングを意識しつつも美味しくバランス良く食事ができると良いですね。

お読みいただきありがとうございました。